このレビューはネタバレを含みます
遠い昔に地底に築かれた王国の姫君であることを証明するために、パンから課せられた3つの試練に挑むオフェリア。パンの言動に違和感を覚えながらも、血の繋がらない独裁的な義理の父に嫌気がさし、別の地に行きたいと強く願うあまり、身の危険も顧みない行動にでる。
現実世界では見ることのなかった、ラストシーンで王国でのオフェリアの笑顔が印象的。そして、メルセデスが口を切り裂くシーン。胸糞悪さが吹っ飛ぶほどスカッとした。
現実と幻想、両世界観のダークがうまく調和して、とことんダークな作品に仕上がっている。しかし、オフェリアの純粋さと、レジスタンスの希望によって、観ていて沈みすぎることもなく、丁度いいバランス。ギレルモ・デル・トロ監督の魅せ方なのでしょうね(^ ^)