トリュフォーとネストール・アルメンドロスが組んだ作品群には映像の美しさが際立ったものが多くて好きだけど、自然豊かな海辺に建つ屋敷が舞台となっているこの映画もやはり美しくて良い
主題となる三角関係や時折挿入されるナレーションが邪魔くさく思えたところもいくつかあったけど、映像が美しいからずっと見ていられたし、結構ストローブ=ユイレ並みに演技が抑えられた箇所があってそこでも抑制された美のようなものが感じられたのが良かった
どちらかと言うと陰影が強調されたモノクロの方をカラーより好む人間なのだけど、ネストール・アルメンドロスに関しては美麗な色彩が堪能できるカラーの方が好きだと改めて思った