タマル

ドラえもん のび太の魔界大冒険のタマルのレビュー・感想・評価

4.0
夕陽をバックに石像に対するのび太。
天才的なカットです。
メチャクチャ怖い。

この映画自体は3回目です。
長編コミックの方はアホになるぐらい読み、新魔界もいちおう1回観ました。

初めてこの映画を観たのが5,6歳で、当時は「のび太がんばれ!がんばれ!」ぐらいにしか思ってませんでした。
しかし、高校生のとき暇つぶしで読んだ「魔界大冒険」で不二子・Fの凄さを知り、Fの大人向けSFにのめり込んでいきました。
そういうわけで、今作は記念碑的な作品なのです。

この映画に関して、正直、音楽のトーンとか力を入れる箇所とか、不満は多いのです。
しかしそれは3度目に観た場合の話。1度も観ていないならば、眼を見張るほど面白いはずです。シナリオ自体はもちろんですが、ラスト付近の嘘エンディングは何度見ても抗えない魅力があります。
未鑑賞の方には絶対にオススメです。
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