1940年代から50年代の、イギリス・リヴァプールに住む労働者階級の家族の物語。
長女の結婚式に、亡くなった父を回想するストーリー。と、そこだけ言うと、ほのぼのした感動の映画かと思うけれども、その父親が、すぐにカッとなり、家族に暴力を振るっていた父親なので、どうも入り込めなかった。
驚くけれど、本当は、妻や子供達のことをとても愛している父親なのだ。そんな愛情表現しかできない悲しいサガだと言いたいのかもしれないけれど、今の時代、DVやパワハラは、言語道断、受け入れることができないので、映画としても、理解することができなかった。
しかし、今作は、テレンス・デイヴィス監督の自伝的映画。弟のトニーが、テレンス監督なのだろう。
皆で、歌を歌うシーンが、再々出てくる。全て、1940〜50年代にイギリスで流行っていた曲なのだそう。
味わい深い雰囲気が漂うところもあるのだけれど、途中、テンポが悪くて睡魔に襲われた。
お父さん役は、「プラス!」で、とても印象深かったピート・ポスルスウェイトが演じていた。
リヴァプールの労働者階級の人達の英語は、訛り強いな。