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錨を上げてのgenarowlandsのレビュー・感想・評価

錨を上げて(1945年製作の映画)
4.1
すっごく楽しかった。
水兵のジーン・ケリーとフランク・シナトラと歌手志望の女優とのラブコメ、時々ミュージカル。
全てが本物のエンターテイメント。 

プレイボーイだけど友達思いの役のジーン・ケリーのダンスはため息が出る。どんな音楽にも合わせて踊るエンターテイナー。

恋におくてで内気な役のフランク・シナトラは甘い歌声で物思いに耽りながら優しく歌い上げる。

アニメーションのトムとジェリーのジェリーと実写のジーンケリーが一緒に踊るシーンはとっても楽しい。

マドンナ役のキャスリン・グレイソンはソプラノ歌手。

指揮者兼ピアニスト役は本物のホセ・イトゥルビ。ピアノ何十台も揃っての連弾。

全編楽しませるために、音楽、ダンス全て本物のエンターテイメント。

最初と最後に「錨を上げて」のマーチをフルオーケストラで演奏。

アメリカの国力が凄すぎる。
国民や兵士の士気を上げるためだったとしたら、すごいなあアメリカ、1945年7月14日の公開。

日本は焼け野原で、食べるものが無くて、金属は没収され、娯楽は我慢。徴兵された若者は戦地。
日本での公開は1953年。戦後しばらくは日本人観られなかったんじゃないかな。怒りが上がって…
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