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ターミネーターの3100のネタバレレビュー・内容・結末

ターミネーター(1984年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

字幕版。きちんと見たことが無かったが、低予算でこれを成し遂げたジェームズ・キャメロン監督の芸術性の凄さに震えた。
まだ核戦争が現実味を帯びていた時代に人工知能との戦争という未来感を醸成し、さらに時空に矛盾のある世界観が様々な考察を引き出せる奥行きを産んでいる。はじめから続編を織り込んだ脚本だったのか興味が湧いた。
ターミネーターが未来から来た殺戮機械であるにしては随所で殺戮以外のオプションを持っていることが気になる。逆に言えばそれほど高性能であるということか。
何者でも無かったサラ・コナーが最終的にはそのターミネーターを機械の力によってターミネートするという点に、人類のレジリエンスを感じることができた。
ブラッド・フィーデルの手掛けたBGMも天才的に良かった。オープニングのロゴのシーンも好き。ここも含めて作品だと思う。
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