ジョニーデップ、メアリースチュアートマスターソン、ジュリアンムーアなどが出演したラブコメ映画。障害を持つ妹がバスターキートンやチャップリンに憧れる青年に恋をする話。
格好良くて、チャーミングで、変わってて、面白くて、器用な若かりし頃のジョニーデップの魅力が押し出されている作品でした。シンプルにバスターキートンやチャップリンに憧れている設定が、当時のジョニデに合っていて良かったです。ただその一方で、今作と同じ年にジョニデ主演で公開され、兄弟×障害もののテーマすら丸被りしていたギルバートグレイプの方が、全然クオリティが高かったと言わざるを得ません。向こうにはディカプリオっていう才能の塊がいたことを筆頭に、今作は演技、物語の持ち運ばれ方、台詞回し、音楽、演出などのせいで全体的にあざとくて臭い展開が多かったです。編集も悪く、間があんまりなかった気がします。正直、ジョニーデップ以外の良いところがほとんど見つからなかったのが残念です。
