コッポラ。大人のための小粋なファンタジーか。ちょっと付いていけない。というか、ミュージカルとしての出来があまりにも散漫なせいだ。ときどきいわゆるエフェクトが効いてて既視感があると思ったら、何かメリエスの「月世界旅行」でも見ているような気分。まあ、あまりに古いということか。
「9月が7月に向かってこう告げる。さよならを言うときだと」。「既婚者？婚約者？犯罪者？」「Kiss me tonight it’s raining châteaubriant. And donperignon」
ナスターシャ・キンスキーって不思議な女優で、誰にも彼女にちょっと似てる知り合いがいるんじゃないか。
「ライラ」（=来了）と叫ぶと、ライラはタクシーでやって来る（来了）。ピニャ・コラーダ。いずれにしても、スタイリッシュになりきれてない。
