トカゲロウ

ラストデイズのトカゲロウのレビュー・感想・評価

ラストデイズ(2005年製作の映画)
1.9
「エレファント」を作ったガス・ヴァン・サントがカートを撮るのは相応しいというか納得。
内容は伝説のロックスター、カート・コバーンの自殺までの数日。
静かさというより、生暖かいゆったりした空気が入っている気がした。
映画としては山場がなく退屈に思える作品。
なんだか画面の中のカートも退屈しているようにも見えた。
この作品には悲しみや憐れみ、興味などもなく、ただ自殺したという事実を映しているようだった。
人の死を面白半分で撮るマスメディアとは対極にいる作品。
だからといって、この作品が面白いわけでもないし、映画という媒体もまたマスメディアの一種。
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