原作の漫画は読んでいました。スーツや武器や乗り物などのメカニック・デザインがカッコよくて、デスゲーム要素も好き。漫画からの実写化ですが、原作の魅力がよく再現できていたのではないでしょうか。
家具一つないマンションの一室に設置された黒い球体がGANTZ(ガンツ)。これが謎のデスゲーム運営者から参加者へのメッセージボックスみたいなもの。この一室に強制的に集められた老若男女10名ほどがゲーム参加者です。
デスゲームの各ステージは、東京のありふれた住宅街だったり、地下駐車場だったり、寺だったり。そのステージにいるターゲットを倒したゲーム参加者がポイントをゲットできる。一定のポイントを達成するとご褒美があって、加えてデスゲームの呪縛から解放される、という設定。逆に、達成するまでは毎回新たなゲームに招集されてしまうということになります。
これ以外にも物語が進むごとに、たくさんルールや制限が明らかとなります。これが作品の世界観を深め、ストーリーの展開を予測不可能なものにしていく。この辺が面白いところかな。2部作のうちの前編です。