超空間コベ

テルミンの超空間コベのレビュー・感想・評価

テルミン(1993年製作の映画)
4.0
ソ連の誕生から崩壊までという
歴史の中で、その波乱の人生を
電子の力で駆け抜けた、レフ・
テルミン博士。

繊細でどこか物悲しいその音色
の響きが、彼自身の心の何かを
物語っている様ですな…。

でも、本作に出演していた彼の
晩年の穏やかな様子を見ると、
何だか救われた様な気がして
ホロッときた。♪

弦無しチェロやフテルプシトン
といった楽器開発も興味深いが
個人的には“レーニン蘇生計画”
がどうなったのかを語って欲し
かった所。(笑)

テルミン博士は、本作公開の
二か月後に永眠されたのですね
…。

いやぁ~、素敵な
“グッド・バイブレーション”で
ございました。♪


そしてオススメしたい作品が、
『機械人間 感覚の喪失』
(1935・ソ連)。
テルミンで操縦される、労働用
ロボットが…!というなかなか
衝撃的な内容ですぞ。☆
超空間コベ

超空間コベ