第五期バーロー鬼太郎で唯一の映画化。ストーリーは完全オリジナル。
三期の様に熱血では無いが、同じくバトル路線が強い鬼太郎だね。
現代風アレンジが一番多いシリーズかな。シリーズ通して妖怪47士を集める設定とか、妖怪ケータイのようなオモチャ促進アイテムを持つようになったとか、ヒロイン猫娘がカワイイキャラになったりとか。
一方で四期のようなホラー路線もあったり、戦闘シーンの作画の良い回とかあったり、色んな意味でクセの強い作風が特徴かな。
このアレンジの強い鬼太郎と、深夜に墓場鬼太郎が同時期に放映されてたのだから、熱い時代だったよ。
だもんで、話は最も鬼太郎らしく無い。かつて閻魔大王に封じられていた妖怪。その妖怪を復活させる為にキーになる少女を巡る妖怪と鬼太郎らの闘い。
ヤマタノオロチのような巨龍の妖怪を起こしてしまうと日本崩壊の危機だと言う。あれだ。うしおととらでいう白面の者だ。完全にうしとらのノリ。
途中出てきた（あたかも梅津泰臣のキャラデザみたいな）女教師は明らかに怪しかったが、そういう仕掛けがもう一個入ってるのは上手いなと思ったけどね。
日本全国でバージョン違いを6つ作ったという、変わった試みもあった。当然僕が見たのは関東版。猫娘が全国各地を回るという企画。あれは映画のプロモーションに役立ったのかなぁ？
あと映画本編の前に、一〜五期の歴代鬼太郎・猫娘・ねずみ男が勢揃いしたのが良かったな。あれは本編以上に良かった。
五期ではアマビエや蒼坊主とかがレギュラー妖怪入りしたけど、個人的にはカロリーヌと鬼太郎国盗り物語の毒娘も入れて欲しかったぜ。
ぜひ第六期鬼太郎制作が決まった際にはよろしくたのんます。
