レニングラード攻防戦が題材。
ヒトラーもスターリンも登場するソ連製の戦争大作で、エキストラの数とアクションシーンの迫力がとんでもなかった。
共青同（共産党青年同盟）、富農追放、白衛軍など、ボキャブラリーも問われるのでググるの楽しかった。
時系列的にはスターリングラードのあと。ドイツ兵が女性に乱暴を働くくだりがあって、あれ？と思ってググるとこの頃はアインザッツグルッペンとドイツ国防軍が同時に動いてて正解みたい。

amazonレビューによれば、このジャケは全4部作のうちの1作目。
当時日本公開されたのが2作目まで。
2015年にDVDがリリースされたときに、ようやく全4部作をすべてフォローしてくれて、それを第一部（185分）と、第二部（163分）に分けたとのことでややこしい。
（いまかいてるこのレビューは第一部（185分）を見てからかいてます。長いよ！）
フィルマークスは過去作の登録をほとんどやってくれなくなってしまった。ちょっと前にはあったと思ったお問い合わせのページがなくなってしまったんだけど、大丈夫なのかね。
なのでこちらに書き込んどく。

絵レニングラードにおける、ドイツ軍とソ連軍の攻防戦。市民までが戦いに参加した900日。本作はその前編。162分、70ミリ。後編は77年公開。
丸の内ピカデリーにて。

ソビエト時代の映画は、ミドリの発色が命。
画質の悪悪くても、発色がソビエトなジュエルケース版が欲しかったんだが、ニューマスター版が２枚組で500円だったので、諦めて購入。
ワイド感を感じないと思ったら、なんと、一枚目は4：3画面でのリマスターだと。


独ソ戦開幕から始まるので、なかなか判りやすいが、肝心の900日の包囲戦については、充分に描写しきれず。

素直でストレートな、プロパガンダモノだが、スターリンが大人しい。

ソ連戦車がデカいのばかりで、興醒め。

1974年製作だが、もっと古い印象を受けた。