Avi

ミッドナイト・イン・パリのAviのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.8
“I believe that love that is true and real creates a respite from death.
All cowardice comes from not loving, or not loving well...”


見事ウディ・アレンが第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞した作品!
是非タイトル通り、夜中の鑑賞がオススメ!

舞台は勿論「華の都」パリ!🇫🇷

全体的に染み染みしたり、少し切ないような雰囲気が鑑賞後、少しずつジワジワと感じる趣深い穏やで好きな作品だった

そしてピカソにダリと次々とに集う偉人達!
何より流石はマリオン・コティヤール!🇫🇷
魅惑的で麗しい素敵なハマり役だっ!


もし自分が今は亡き偉人達に目見えたとしたら何を話すのだろうか?
現世の社会情勢、テクノロジー、世界の行末の意見交換、増してや個人的な人生相談なんかも??

そんな想像を掻き立ててくれるタイムスリップってやっぱり夢があって微笑ましい…😊
また自己を追い求めて過去に遡ってしまう姿はどこか「千と千尋の神隠し」を匂わせた

そしてこの作品で問われた、自分の思う黄金時代…
人はいつでも過去を顧みては現代を憂い、すぐそこにある恩恵に目を向けることを忘れてしまう動物なんだなとつくづく思ってしまう…

因みに冒頭のフレーズは「死が怖い」というギルのヘミングウェイの返答から。
少し実直過ぎでクサくも感じるヘミングウェイの言葉だが、見返してみると強く愛の真髄を突くようなフレーズが多く、この作品を一層深いパリの世界に引き込んでくれた。

~余談~
主人公は作中で中々理解されなかった「雨の日」の良さについて

どこかに遠出したとき、そりゃあパッとした日本晴れも最高だけど、雨の中の街並みも180°様相が変わって見えて良くない?
いつも忙しなく行き交っているのに不思議と皆どこかへと去ってしまう
そんな日はその街と自分自身がグッと近づくような特別で優越な感覚を味わえて、好きなんだよなぁ…