1959年 ソビエト連邦の映画
監督はグレゴリー・チュフライ
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国、現在のウクライナ🇺🇦メリトポリの出身です
19歳の通信兵だった青年が敵戦車2台を撃破したご褒美に特別休暇をもらい帰省する話です
2日もあれば帰れる道のりなのに…
主人公のアリョーシャ君はとても忠誠心があって無垢で素朴
とても真面目で誰に対しても思いやりのある青年です
だから道中いろんな人々に足止めされます
それがとてもコミカルで悲壮感はありません
そして美しい少女とも出会いプラトニックラヴ♡
戦争下の話なのに爽やかすぎるストーリーに違和感
それは、この青年は国家が望む理想の兵士像だからなんだろうな…
実際の戦争で人を殺しておいて清廉潔白な人間なんている訳がない
むしろ卑劣な野蛮人に成り下がった者が多い事実を知っているます
兵士の全員が悪人になるとは言いませんが…
一昔前の日本の戦争映画に登場する兵士像もこんな感じでした
確かに反戦映画ではあるけれども“戦争おとぎ話”でもありました