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サイコのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
4.0
アルフレッド・ヒッチコック監督による、異常心理を題材にした恐怖スリラーの名作。
原作は、ロバート・ブロックの推理小説。
原題:Psycho (1960)

アリゾナ州の小さな町ファーベル。
不動産会社に勤めているマリオン(ジャネット・リー)は仕事で預かった4万ドルを持ち逃げし、恋人のもとに向かう。
途中、豪雨に遭い、側道にある寂びれた「ベイツ・モーテル」に泊まる。
モーテルを経営している青年ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)は、離れの古めかしい邸宅に母親とふたりで住んでいるというが、その夜、マリオンは"事件"に巻き込まれる。
1週間が経過し、マリオンの行方を追って、マリオンの妹(ヴェラ・マイルズ)と恋人(ジョン・ギャビン)が、私立探偵(マーティン・バルサム)を伴ってやってくるが…。

「彼女はハエ一匹も殺せない」

ヒッチコックが初めてユーモアなしに恐怖のみを描いたサイコ・スリラーの古典的作品。
予備知識なしで見た時の衝撃は忘れられないでしょうが、この作品を前提とした映画が溢れる今の時代では、衝撃度が薄れるのではと懸念する。
タイトル・デザインやシャワー室などの絵コンテはソール・バス。
バーナード・ハーマンの音楽が、スタートから恐怖感を煽る。
アンソニー・パーキンスは、本作での印象が強すぎたせいか、後に同じような役を振られ苦しむことに。
ヴェラ・マイルズは金髪でヒッチコック好みだが、妊娠のためかつて「めまい」の主役を断ったことで怒りを買い、主役に抜擢してもらえなくなった。
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