さな

落穂拾いのさなのネタバレレビュー・内容・結末

落穂拾い(2000年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

個人的にドキュメンタリー映画が好きじゃないのは
映画に、非現実や、ファンタジーじゃなくても自分の日常にはない要素を求めていたり、人が作り出したものが好きだからで
今回の作品のような現実の、しかも深刻な真剣な内容を題材としたドキュメンタリーなんて1番苦手とするものなのだけれど
とても面白く観れたので、ドキュメンタリーへの苦手意識を払拭出来たかもしれない
飽きることなく最後まで観れた

でも、芋を拾う片方の手をもう片方で映す、や
しわしわになった自分の手を映しながら「けだもののよう」と言うシーン、リサイクルショップ?で落ち穂拾いの絵を貰う所などは何故か苦手だった
造り手の姿が見えすぎるものが苦手なのかもしれない

あと、苦手と言えば、捨てられたごみたち、で作られた作品はどれだけ凄い作品に仕上がっていても好みじゃないな、美しいと良いと思わない
と思った

でも基本的にずっと面白く観れたし
キャベツ畑に突然出てくる弁護士のシーンなんか大好きだし
三度も出てくるラップや、ごろごろの芋を硬すぎず柔らかすぎない生地のカバンに入れて、机の上に出すシーンなんかもとても良かった

お腹がすいた状態で観たせいか、捨てられるジャガイモ、魚、ブドウ、りんご、パン
全部がめちゃくちゃ美味しそうに見えて食べたい!となった
さな

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