さな

ラ・ポワント・クールトのさなのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

夫婦のお話かと思ったら、街の人々の話もたくさん混ぜこぜ!

良く言うと芸術的で抽象的、悪く言うと分かりにくくぼんやりしている、めちゃくちゃ悪く言うとよくあるフランスの雰囲気映画
私には良さがあんまり分からなく、なんだかそれっぽいことをずっと言ってるなあという感じ
小さい男の子が亡くなったり、ビンタされたり、漁を禁止されていたりなんだかネガティブなシーンたくさん
夫婦の会話も別れた方がいいとか別れたくないとか「どっち!?」みたいなぐるぐるした会話、かと思えばいきなり水上槍試合のシーンになって男の人たちがボートの上に立って棒でつつき合ったり、終始「芸術性高い系や〜」と言う気持ちで観てた

話の内容はあまり刺さらなかったけど、2人が話しているシーンで、カットが次々に変わっていくのだけれど
突然はっとするような美しいカットが入る
2人の顔が横向きと正面で重なってひとつの顔みたいに見えるカットや、ボートを挟んで2人が立っているシーン
他にもたくさんあったけど、特にひとつめは思わずドキッとしてしまった

2人の愛を愛すのではなく、貴方自身を愛す
と言うのは難しいようななんとなく分かるような気がした

序盤から「わー!これきっと監督人生の初期の方に撮った作品だろうな!」と思ったけれど、第一作目なのねなるほど、、!めちゃくちゃ納得
これをヌーヴェルヴァーグと呼ぶのなら、ヌーヴェルヴァーグがとっても苦手かもしれない、!
さな

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