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Talking Head トーキング・ヘッドのsuzuのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

押井守初期実写作品の3作目。

謎のアニメ映画『talking head』をめぐるお話。劇中、これでもかというほど、押井流のアニメ論、映画論を聞かされる。徹夜で見たら、まず、寝てしまうかもしれない。

押井守自身、劇中アニメの美樹本晴彦テイストは嫌いで、嫌いなアニメでもやらないわけにはいかないという雇われ監督の悲哀を描いているという。(美樹本さんも嫌いと知っていたら仕事を受けていないだろうに。美樹本さんと押井さんのコラボレーションは、これ以降はない。)

『紅い眼鏡』が面白いと思ったならば、これも面白いと思う。劇中のスタジオ名の八百万馬力は宮崎駿のスタジオの二馬力のパロディなんだけど、ネーミングセンスがいい。
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