かこじ

暗殺の森のかこじのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
2.5
ベルナルド・ベルトルッチというと3時間超えのイメージだけど、この作品はギリ2時間以内。
第二次大戦前のイタリアで、ファシストに傾倒するジャン・ルイ・トラティニャンの、悶々とした葛藤。

当時の時代背景に不明瞭なのと、現代と過去が交差する、分かりづらい構成。
あと、たらたらと歩いたり、女性と遊んだりするシーンが多くて、半分寝落ち、巻き戻しながら視聴。

映像は美しいかもだが、話がたるくて辛い2時間だった。
後半の暗殺シーンは手持ちカメラで迫真の映像。
だけど、そこに行くまでが長い。

ファシストと自称しながらも、揺れまくる主人公が分かりづらい。
ずっと暗殺者みたいな黒づくめファッションで無表情。絶対笑わない。
周りの目も厳しく、「ファシストはつらいよ」といったところか。

「ヒマシ油」って何だろうと調べたら、イタリアファシスト党の拷問に浸かってたのか。
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