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暗殺の森のslowのネタバレレビュー・内容・結末

暗殺の森(1970年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

マルチェロは何故その森にいるのか、彼の回想を追うことでその成り行きを知ることになる。
森の木々が軋む音。やたら広い建物。美しい女性陣。ダンスシーンはなかなかの名シーンだった。中華料理4名様と言えば『フィッシャー・キング』。

リノと言う男はマルチェロのマイノリティの擬人化なのかなとも思えた。結局は自分こそが反社会的(当時の思想的に)だった?
マルチェロは13歳のあの日リノを殺し(隠し)、皆と同じになろうとした。しかし心の拠り所としていたファシズム政権崩壊を機に、ひょっこりと殺したはずのリノが現れるのだった。
最期のあの表情、堪らない。
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