このレビューはネタバレを含みます
とにかくアングル、撮り方とロケ地が素晴らしい。音楽もちょーかっこよかった。
テーマはファシズムと、自由すぎる性愛。ファシズムという宗教もキリスト教と同様、熱心な信奉者は減っているころの話。
暗殺のシーンのスリル。無音の怖さはすごかった。蜂のように。女を追うときに人間の目線みたいにやっていて、いままでそういう撮り方してなかったから驚いた。いいのかな。マルチェロにもちょっとイラっとしたがそういうもんなんだろうね。
子供の赤いリンゴ、二人を照らす青。いい奥さん。
フランスのバレエとかドガだね。
カバンが揺らぎ結婚への迷いとか
、照明で心の揺らぎ、窓で意志の曇りが表現されたり、演出力もすごかった。時間倒錯もうまく使われていた。光と影、反ファシズムとファシズム。影が消える。最後牢屋みたい。
主人公のアイデンティティは監督自身のことか。みなと同じで、しかも違っていたい。冒頭窓ガラスを隔ててラジオを収録しているが俗っぽい文化となぜかファシズムがあった。最後にはわかるが、ファシズムとも離れていたのだった。盲目にたとえる、ファシズムは盲目ということか。間違え。鳥に話しかけるようなもの、パリとの隔絶。流れと逆行する。時代の渦に巻き込まれていく
追跡されてるときにカメラ傾けて主人公の心の不安も表現