ノノ

霧の波止場のノノのレビュー・感想・評価

霧の波止場(1938年製作の映画)
4.3
幸せすぎると一瞬で崩れるから怖くなる。街には戦争の重苦しい空気が漂い、みんな何かを諦めており虚で厭世的であるが、そんな中でも男女の恋愛は甘く美しい。波止場のロケーション、つぶらな瞳で主人公を導いていく犬、ジャン・ギャバンが食べる不味そうな飯、荒れた海を泳いでくると言った画家を呼び止める店主、ミシェル・モルガンの美しい横顔、犬の爆走ラストカット…いい映画見た。
ノノ

ノノ