不運にも呪われる主人公クリスティン。
演じているはアリソン・ローマンです。
仕事の一環とした対応しただけなのに、
なぜか理不尽に呪われてしまうという。
実際の呪いは暗示みたいな効果だが、
本作の呪いは物理的な方法であって、
徐々にクリスティンを追い詰めます。
クリスティンの婚約者クレイには、
ジャスティン・ロングが演じます。
相変わらずしゃべくりのキャラで、
役に立たないのは相変わらずです。
本作での顔でもある呪い老婆。
演じるはローナ・レイヴァー。
彼女の不気味さが際立ちます。
とにかく、気持ち悪いのです。
しかも、プライドが高いから、
仕事をしたクリスティンには、
理不尽にも呪いをかける始末。
はた迷惑とは言えないレベル。
サム・ライミ監督の手にかかれば、
恐ろしい呪いすらコメディになる。
クリスティンは災難続きです。
・車と家の中を壊される
・顔面にゲロを吐かれる
・ハエが体内に侵入する
・髪の毛を二度もちぎる
・飛び出た目玉が顔面に
・ハンカチで死にそうに
・婚約者の家で失態する
・次長職のポストを失う
サム・ライミ監督らしい演出。
ホラー映画の王道を突き進むけど、
キャラクターが非常に微妙である。
これもサム・ライミ監督らしい。
主人公と老婆には同情できない。
主人公は頭のいいバカであって、
老婆は気味悪くて理不尽すぎて、
どっちもどっちという感じです。
これは映画的な演出だと言えるだろう。
この演出こそがサム・ライミ監督です。
やり過ぎるぐらいが彼の演出方法です。
TV-11