あおい

トータル・リコールのあおいのネタバレレビュー・内容・結末

トータル・リコール(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

シュワルツネッガー主演のアクション映画って、日曜の午後に再放送されてるようなイメージがあるんですよねw半分寝ながらぼーっと観てるみたいな。。

それはそうと、やっぱりこの映画ってシュワちゃんだからいいんですよね。
クエイドって本当に馬鹿で、最初から頭がおかしいんじゃないかってレベルですけど、シュワちゃん主演映画の主人公なんだから仕方がないと思わせてくれる説得力がありますよね…ありますよね?w
身に覚えのない格闘技で同僚を含む4名を殺害したり、妻と銃撃戦の後、通行人を盾にした至近距離の撃ち合い、、だってシュワちゃんだもの。。
でも中盤の火星のホテルで医者に説得されるシーンは本当うっすら背筋寒くなるんですよ。あれが無事に現実に戻れる最後の分岐だったんすね…それを無視して火星に青空をもたらしたクエイドのハッピーエンドがホワイト・アウトするのは、脳が壊れたことを意味していると監督の談。

ストーリーもさることながら舞台装置や小道具がすごいんですよね。
X線検査機、ジョニーズ・キャブ、頭に濡れタオル、鼻から発信器、おばさんアーマー、三つ乳、フリークス。。
あと雑魚キャラですらいちいち残虐に殺されていくところに、偏執的な念の入れようを感じる👍

同じくフィリップ・K・ディックを原作にした『マイノリティ・レポート』は元々本作の続編としてシュワちゃんをキャスティングして撮影される企画があったとか。
夢のある話ですが、クエイドはあのまま二度と帰らないのが一番いいですよ。
あおい

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