ヤマダタケシ

お茶漬の味のヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

お茶漬の味(1952年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2021年2月 アマプラで

・普段こういう映画ってお勉強というか、割とちゃんと観るぞ!みたいなモードで見ることが多いのだが、今回はなんとなく寝るにはまだ早いなみたいなタイミングでダラダラと観た。
・今見ると夫婦感とかブルジョア感が引っかかってしまう感じがあったのだが、それでもラスト、ふたりで台所に入りお茶漬けの準備をするシーンは、何でも無い出来事がきらめいて見えた。
・何も考えてないと馬鹿にしていた夫の、家庭以外の面を知るというのが今作の妻の成長にあり、その手前で登場する妻が自分勝手なワガママな女に見えるが、そもそも彼女達を閉じ込めている〝家庭〟〝当たり前〟というのはあるよなぁと思った。
・恋愛結婚を望む姪っ子に〝そういうもの〟として結婚を説く妙子はなかなかにしんどい物があった。