ナツミオ

エルビス・オン・ツアーのナツミオのレビュー・感想・評価

エルビス・オン・ツアー(1972年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞
【特集・甦る熱狂 エルヴィス・プレスリー】

『エルヴィス』鑑賞前にライブ・ドキュメンタリーの2作目を鑑賞。
全米15都市を2週間で公演する弾丸ツアー‼️
インタビューや楽屋裏、次の公演先への移動など、ライブ以外のエルヴィスの素顔も見られる。

“キング・オブ・ロックンロール”、エルヴィス・プレスリー。その1972年のライブツアーを追ったドキュメンタリー。
数々の人気曲を熱唱する姿に加え、彼のオフショットも満載。

原題 『Elvis on Tour』

1972年米作品94分
監督 ピエール・アディッジ ロバート・エイブル 
製作 ピエール・アディッジ
製作 ロバート・エイブル
撮影 ロバート・トーマス
編集監修 マーティン・スコセッシ
出演 エルヴィス・プレスリー

翻訳者 上野圭一

(WOWOW番組内容より)
1972年、プレスリーはおよそ2週間で米国の12州・計15都市を回るツアーに出発する。大物歌手となったプレスリーだが、それでも本番直前はナーバスになった。
観客は毎回違うから、いつでも初舞台と同じだ、と語る彼に、臆病だったという少年時代の面影がよぎる。
各都市でファンにもみくちゃにされながら、強行スケジュールをこなすプレスリー。そんな彼がくつろぐのは、赤ん坊のころから親しんだゴスペルを歌うことだった。

(WOWOW解説より)
惜しくも42歳で早逝したプレスリーにとって、存命中に作られた最後の出演映画。1960年代はしばらくステージから遠ざかったプレスリーだったが、別のドキュメンタリー映画「エルヴィス・オン・ステージ」のころから歌手として復帰。本作はその2年後の1972年に作られた姉妹編ともいえ、同年のツアーを記録。
監督のひとりは「スター・トレック(1979)」「トロン」などの映画や数々のCMで知られた名VFXマン、ロバート・エイブル。画面を分割して複数の映像を同時に見せるポップな演出はさすがで圧倒的。

編集監修にマーティン・スコセッシの名前も⁈

全米12州15都市を2週間で周るツアー。
エルヴィスや主要メンバーは彼のプライベート・ジェットで移動。
30人の楽団員たちは、グレイハウンドで。

画面を分割しステージのエルヴィスや観客の表情など、この時代では斬新な映像。
映画のジャンルは違うが、F1サーカスを描いた『グラン・プリ』(1966)での分割映像を思い出す。

当時観た観客にはこの画面は不評だった様⁈

エルヴィスの衣装もステージ毎それぞれ違うが観客の熱狂振りは同じ‼️

こちらも『エルヴィス・オン・ステージ』同様、楽しめました。
次は、『エルヴィス』‼️



【忘備録】
(曲目)
◎お気に入り
○気になる

○シー・シー・ライダー
See See Rider
トラディショナル

・ポーク・サラダ・アニー
Polk Salad Annie
作詞・作曲:トニー・ジョー・ホワイト

・別れの路
Separate Ways
作詞・作曲:レッド・ウェスト、リチャード・メイネグラ

・プラウド・マリー
Proud Mary
作詞・作曲:ジョン・フォーガティ

・ネバー・ビーン・トゥ・スペイン
Never Been To Spain
作詞・作曲:ホイト・アクストン

・バーニング・ラブ
Burning Love
作詞・作曲:デニス・リンデ

◎冷たくしないで
Don't Be Cruel
作詞・作曲:オーティス・ブラック・ウェル、エルヴィス・プレスリー

・レディ・ティディ
Ready Teddy
作詞・作曲:ロバート”バンプス”ブラック・ウェル、ジョン・マラスカロ

・ザッツ・オール・ライト
That's All Right
作詞・作曲:アーサー・クルドップ

・リード・ミー、ガイド・ミー
Lead Me, Guide Me
作詞・作曲:ドリス・アカース

○アブラハムのふところ
Bosom Of Abraham
作詞・作曲:ウイリアム・ジョンソン、ジョージ・マックファーデン、テッド・ブルックス

◎ラブ・ミー・テンダー
Love Me Tender
作詞・作曲:ケン・ダービー、ヴェラ・マトソン、エルヴィス・プレスリー

・別れの時まで
Until It's Time For You To Go
作詞・作曲:バフィー・セント・メリー

・サスピシャス・マインド
Suspicious Minds
作詞・作曲:フランシス・ザンボーン

・アイ・ジョン 
I John
作詞・作曲:ビル(ウイリアム)・ゲイザー

◎明日に架ける橋
Bridge Over Troubled Water
作詞・作曲:ポール・サイモン

・ファニー・ハウ・タイム・スリップス・アウェイ
Funny How Time Slips Away
作詞・作曲:ウイリー・ネルソン

○アメリカン・トリロジー 
An American Trilogy
作詞・作曲:ミッキー・ニューブリー

○ミステリー・トレイン
Mystery Train
作詞・作曲:ジュニア・パーカー、サム・フィリップス

・アイ・ゴット・ア・ウーマン 
I Got a Woman
作詞・作曲:レイ・チャールズ

・ビッグ・ハンク・オー・ラブ
A Big Hunk O' Love
作詞・作曲:アーロン・シュローダー、シド・ワイチ

・ユー・ゲイブ・ミー・ア・マウンテン You Gave Me A Mountain
作詞・作曲:マーティ・ロビンス

・ラウディ・ミス・クラウディ 
Lawdy Miss Clawdy
作詞・作曲:ロイド・プライス

◎好きにならずにはいられない 
Can't Help Falling In Love
作詞・作曲:ジョージ・デヴィッド・ワイス、ヒューゴ・ペレッティ、ルイージ・クレイトアー

・メモリーズ Memories
作詞・作曲:ビリー・ストレンジ、マック(スコット)・ディヴィス

・ハイル・エルヴィス Hail Elvis
作曲:ウィリアム・ルース


【ツアーメンバー】
ジェームズバートン(ギター)

ジョンウィルキンソン(リズムギター)

ジェリーシェフ(ベースギター)

ロニータット(ドラム)

ラリームホベラック(ピアノ)

チャーリーホッジ(リズムギター、バックグラウンドボーカル)

バック・ヴォーカルチーム
The Sweet Inspirations
The Imperials
The Stamps
KathyWestmoreland

オーケストラ
ジョー・ガルシオ・オーケストラの30人編成
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