このレビューはネタバレを含みます
救いようのない映画。
見返したくはない。
でもすごく好き。
ミュージカル調で妄想と現実が入り混じる構成だったけど、
セルマは本当に現実を見てなくて自分の頭の中を生きてたんだろうなと思った
息子の事ばかり語るけど、息子はそんなに登場しなくてあまり印象にも残らない
息子に対しても自分の頭の中の息子を見ていて、現実の息子は見えていなかったように思う
救いの手はあちこちにあったのに、自ら手放して悲劇へ向かっていく様子はなんだか美しくも感じてしまった
ラストシーンの映像、音、一生忘れられないだろうな