フリーザ

コピーキャットのフリーザのネタバレレビュー・内容・結末

コピーキャット(1995年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

如何にも90年代なサイコサスペンス。
先日観た『ボーン・コレクター』と同様安楽椅子探偵もの。
これもあっちも『羊たちの沈黙』の影響を強く感じる。

同年に『セブン』と『ユージュアル・サスペクツ』が公開だったらしく影か薄い作品。
また『エイリアン』シリーズでお馴染みのシガニー・ウィーバーがか弱い役柄というのも悪い意味でギャップになっているというか、そうじゃないんだよなぁ感。

めちゃくちゃ良いかと言われると微妙だけど全然悪くない。

カメラワークが中々面白く斜めに写した映像が多くそれがサスペンスに活きていると感じた。
真っ白いトイレに真っ赤な衣装という絵面も良い。

この手の刑事ものでは珍しくバディものでは無く3人チームなのも個性的。
途中で1人退場したのが残念だしイマイチそれが話に活きていなかったのが惜しい。

犯人のキャラ造形や掘り下げも雑で、冒頭で出くわして作中は獄中からアドバイスしてきたレクター博士をアホにした様な奴に食われてる。
この辺も『羊たちの沈黙』リスペクトだったりして。

終わり方は『死刑にいたる病』に似ていた。
フリーザ

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