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第十七捕虜収容所のSONIAのレビュー・感想・評価

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)
3.3
冒頭見た時、大脱走かと思った。
戦争というよりは収容所の人間模様をビリー・ワイルダーらしく時にコミカルに描く。辛いながらも少しでも楽しく過ごそうとする捕虜の人々。この手のジャンルを描くのは珍しい。

こういう作品でちょっと驚いたのはドイツの監視員達も決して悪人に描いていないこと。たいてい血も涙もない鬼のように描かれるのが常なのに、時には捕虜と一緒に楽しんだりしている。
そのあたりがこの監督のいいところ。
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