優しい絵柄とおっとりしたキャラクターで、穏やかに進んでいくけど、徐々に原爆の影響が出てくる感じが本当に怖い。
「放射能って何色でどんな形をしてるのかしら。何にも見えないからわからないわ。」
奥さ…
J・T・ムラカミ『風が吹くとき』(86)。キューバ危機(1962)を経験したL・ブリッグスの原作絵本(82)を同世代の日系監督がアニメ化。当時、実際に配布された役に立たないマニュアルを熟読して核戦争…
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幼少期の戦争体験を思い出しながら「戦争は良かったわ」という言葉が自然と出てきたシーンに衝撃を受けた。戦勝国側から見た戦争というものを初めて意識した。
田舎の孤立した一軒家に老夫婦が2人、ライフライ…
非常時に不合理な選択をし続けて助からないキャラクターにはかなり共感してしまう。妄想か現実か、便器の中のネズミを見て心が折れてしまう妻の描写すごすぎ。
あの時代の戦勝国側の人の戦争の認識が興味深い。…
戦争が近いと予期しながらも楽観的に捉える夫婦は、核ミサイル投下後も放射能の知識が乏しいゆえ良くない行動ばかりとってしまい、日に日に放射能の影響が身体の各所から現れてくる。
柔らかい二人の表情が衰弱し…
91本目
実写混じりのせいかカメラワークがなんか気持ち悪い…
無知とはなんとも……
ただこの時代だと、それが正しいって思うわな
シェルターから出るなとか言いながら普通に出てるし、出たらダメな…
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実写とアニメが入り交じる映像。老夫婦。せんそうのはじまり。シェルター作り。政府の指示に従えば大丈夫。白いシャツ。広島ではシャツの柄の部分だけが火傷していた。日本人だからじゃない?日本では数年後に死ぬ…
>>続きを読む怖かった…、
老夫婦の会話は、どこまでも能天気なようでいて、本当は全てわかっているようにも思える。
地球や宇宙空間まで及ぶ環境破壊というマクロな恐怖と、お皿が洗えないとかトイレが使えないとかのミクロ…