こころとからだ

パルプ・フィクションのこころとからだのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.8
有名だけど見たことなかった作品をようやく鑑賞。今見てもすごい。面白い。こんな緊迫感は久しぶりに味わった。長いはずが、まったく長さを感じなかった。

ジョントラボルタもかっこいい。殺し屋役似合う。登場人物全員くせもので、何が起きるか読めないのに、違和感がなく、スジが通っているのはすごい。

音楽も古さが逆にかっこよくて、この当時のアメリカは今よりずっと魅力的だ。名の残る作品なだけある。見れてよかった。

箱から豚か猛獣が出てくるかと思いきや、謎の人間が出てきたときは、狂気を感じた。マフィアやギャングとは違った怖さ。精神が捻じ曲がった怖さは、ギャングなんかよりタチが悪いし、どちらに殺されたいかと聞いたら、みんな答えは一緒だろう。

ちなみに気になって調べたが、ブッチが部屋に戻って、トーストして食べようとした箱に入ってた薄いパンみたいなやつは、ポップターツ(Pop Tarts)というケロッグから出ているタルトっぽいジャムが挟まったスナック菓子らしい。

ミルクシェイク5ドルは当時の感覚だと、そんなにも高いのか。いまの物価だとめちゃくちゃ安いくらいなのに。アメリカのダイナーでハンバーガーかステーキと、ミルクシェイク飲んでデカい車乗りたい。