こころとからだ

THE WITCH/魔女 —増殖—のこころとからだのレビュー・感想・評価

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)
4.3
よくある展開のようで見せ方がとてもかっこいい。韓国っぽいバイオレンスさと日本の少年漫画のような無敵感が加わり、文句なしに面白い。

一見、普通の少女が最強というところがまたたまらない。ナウシカがスーパーサイヤ人化して無双しているような、見たいけどなかなか見れなかった夢の映像を叶えてくれる。

今回は上海ラボより土偶という「ハンターハンター」の幻影旅団みたいな能力者チームが追跡に加わり、さらにユニオン側の軍隊として統制された「ブラックラグーン」のようなチームもそこに混ざることで、混沌としつつ、戦いの組み合わせも抜群に楽しめる。ちなみに隊長は紺野ブルマさんに似ている。

今回の主役は前回のジャユンから代わり、完全体のモデルであるアーク1データムポイントになっている。

普段は何を考えているのか分からない赤ん坊のような様子だが、一撃目の「放せよ」の一言は震えた。まさに怪物級の強さで、次の展開がとても気になる。純粋で食べ物に目がなくて、突き抜けて最強と、存在としては魔人ブウに似ている。

正直、今回はADPの異常なまでの強さを知らしめる回であったため、戦闘シーンは物足りなかった。早く続編が見たい。

「シバル」「ケセッキ」と汚い言葉連発なので教育上とてもよろしくないが、このシリーズ、本当に面白い。