天豆てんまめ

デイライトの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

デイライト(1996年製作の映画)
3.2
スタローン映画の中で、実は何気に好きなトンネルパニック映画。
彼もまた、なんとかしてくれる、確実に!という安心感と今回は渋さもあっていい。

海底トンネル道路で事件が起こるのだが、暴走車がトンネル内で事故して、玉突き事故となり、危険物の運搬車に飛び火し、大爆発の連鎖の迫力。でトンネルは出口が崩れ落ち多くの人々が閉じ込められて。更に火災と有毒ガスで犠牲者が出て、って、この場にいたらもう超怖いという緊迫感。しかも残された酸素は後3時間というタイムリミット設定。

昔、部下を死なせた哀しき過去を持つスタローンが救助に向かうのだけど、
侵入するにもでかい換気扇が回ってるし命がけ。ここがかなりドキドキする。救いに行ったものの、中には心が弱い者もパニックになって、スタローンの言うこと聴かず、瓦礫の下敷きになったり。その後の浸水、そして地盤が崩れ、閉じこめられている皆の恐怖は増していく中で、スタローンは皆を勇気づけ、決死の脱出を試みる。これはなかなか迫力も緊迫感もあっていい映画。スタローンで哀しみ宿った渋さがいいんだな。

教訓としては「良い子は黙ってスタローンの言うこと聴きましょう」と言うところだろうか。