Kororin68

ヒトラー 〜最期の12日間〜のKororin68のレビュー・感想・評価

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)
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2021年8月、戦争映画鑑賞シリーズ。

ユダヤ人側からの映画、ユダヤ人との絡みのナチスを扱った作品は見てきたけれど、これはヒトラーの周辺の末期に絞ったもの。
秘書さんの独白を映像化したもので、とてもリアル。
ヒトラーのひどい狂気と、それを最期まで「すばらしい理想」と信じる崇拝者たちの姿は、ぞっとする。
敗戦も、ヒトラーの虚言への目覚めではなく、ザンネンムネンな悔しい悲劇、なんだなぁ。

最後、実際の秘書さんが語る独白が重い。
知らなかったとは言えない。
見ようとすれば見れた現実を、見なかった自分の責任。
日本でも、今からも、言えること。

最もヒトラーが怒りを爆発させたシーンは、今でも「総統閣下シリーズ」としておちょくられている。
ヒトラーも、ナチも、笑いをもてたら良かったのになぁ
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