M少佐

ヒトラー 〜最期の12日間〜のM少佐のレビュー・感想・評価

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)
5.0
 偉大なリーダーが必要だ!

たしかに足元が覚束無い状態の組織では必要だろう。
だが、国の総てを一人の男に任せた結果がこの作品には描かれている。
かつての同盟国の終焉。

アードルフ・ヒトラー
第三帝国総統(首相兼大統領)
彼が自殺するまでの自身と周囲の様子。

これは凄い作品。
とにかく情報量が多すぎる。
余程、当時に詳しくても頭がついて行かない。
考証が正しいのは当たり前として、人物の描き方が素晴らしい。
いや容赦ないと言ったところか。
物語が多すぎて、どれから話せばよいだろうか?
語る事が多すぎる。
一部でヒトラーを人として描き過ぎるとか、もっと悲惨に描くべきとの意見もある。

正しいが、そこだけ見るならヒトラーの肖像に唾をかけたり、もっと残酷な戦争映画を見ればいい。
批判を承知で言わせてもらえば、好きな人が見ればいい。

嫌なものを、批判するために見るのは精神衛生上宜しくない。

非常に疲れる重い映画で、しかも史実。
なので元気な時に見て下さい。

大好きな作品です!
M少佐

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