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パリの恋人のkojikojiのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
3.7
 バレリーナになる夢を断念したオードリーにとって、映画デビューした時からミュージカルの出演は夢だったに違いない。
 それはこの映画でフレッド・アステアと共演できと聞いて大喜びで引き受けたというエピソードが物語っている。
 オードリーがバレエで培った才能を思う存分見せつける。彼女の歌と踊りが、本人がいかにも楽しそうなだけに、気持ちいい。この映画もオードリーファン必見の作品。
 因みにマイフェアレディの歌は吹き替えだが、この作品は吹き替えなし、オードリーの生の歌声が聞ける。

#1312
1957年 アメリカ🇺🇸映画
2023.07.23視聴345

ニューヨークのファッション誌「クオリティ」の編集長から新人モデルを探すよう命じられたカメラマンのディック(フレッド・アステア)は、古本屋で働く女性ジョー(オードリー)をスカウトする。ジョーは崇拝する哲学者フロストル教授が暮らすパリへ行くために引き受けたのだが…

 フレッド・アステアとオードリーの共演、ある種のシンデレラストーリーで、ラブコメ。勿論お約束のハッピーエンドで文句なしといいたいところだが、フレッド・アステアが年を少しめされていて(58歳)ダンスは申し分ないもののオードリーの恋の相手というのは少し無理がある気がする。
と書いて、オードリーの作品を考えるとデビュー作での「グレゴリー・ペック」昼下りの情事のゲーリー・クーパー、シャレードのケリー・グラントなどなどおじ様相手が多いし、それが似合っている気がする。
そんな路線で売っていたのだろうか。
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