なると

パリの恋人のなるとのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
4.7
午前10時の映画祭で鑑賞。
ずっとこの10時に行きたいと思っていたが、なかなか眠かったりで行けなかった。そのためようやくこの『パリの恋人』で見れました。でも午前10時の映画祭は来年度で終わるらしい。もっと見とけば良かった。

日本では、タイトルが『パリの恋人』ですが、原題は『Funny Face』。劇中ではオードリーはFunny Faceと言われる。あのオードリーヘップバーンにFunny Faceとは違和感たっぷり。
でも自分の勝手な見解ですが、これこそ完全にオードリーの映画なんだと感じます。オードリー自身、自分は美しいと思っておらず、高い鼻・とんがった耳・痩せてる・胸がないなどコンプレックスだらけだったそう。Funny Face とはオードリー自身が感じていたことなのでは。それを克服するためのファッション、内面。魅力はつくれる。そして幸せになれる。そんなことをオードリーの経験・思考からストーリーに合わせたのかな。ただのミュージカルではなく、コンプレックスを抱えている者に勇気を与えられる映画なんだと。
話のシンプルさや恋の展開の早さなど全く気にならない大好きな作品です。
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