特濃ミルク

蜘蛛巣城の特濃ミルクのネタバレレビュー・内容・結末

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 とある二人の武将、鷲津武時と三木義明が、武功をたてた後に主君のもとへ帰ろうと森の中で馬を走らせていると、奇妙な老婆と出会う。その老婆が発した予言によって、二人の運命は大きく動き始めるのだった…。
 果てしない欲望や猜疑心、虚栄心に振り回される人間の業を描いた黒澤監督の名作。画の力はやっぱりすごいな。白黒ならではの濃淡の活用とか、よく言われる事だけども、霧や馬、風を孕ませた旗など、色んな背景の「動き」を取り入れる構成が素晴らしい。
 
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