ラーチャえだまめ

40歳の童貞男のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

40歳の童貞男(2005年製作の映画)
5.0
『運命の“女神ワギナイア”には未だ出会えておりません。』




いやー素晴らしい!!実に素晴らしい!!!私は至って真面目に言っているのである!!生涯“童貞”を貫くことが「ジェダイマスターへの道」だと言うことは古今東西認知されている事だと思いますがそれでも世の中「キミ、チェリーボーイなのぉ〜?by福山雅治」などと馬鹿にする悪し風潮が社会に根付いているのもまた事実……とクローズアップ現代風にした所でなんの意味もないのでありますが、一度も“行為”を及んだことがない童貞男とかいう以前に



「仲のいい同僚に囲まれた職場がサイコー」って何?(笑)



いや〜こんな家電量販店で働きたい!!夜な夜な店内でポーカーをするお店がありますか!?日中暇でTV売り場で「ドーンオブザデッド」を垂れ流すお店がありますか!?フラれた同僚のためにガテン系の男ではなくエロい娘を採用するお店がありますか!?この頃まだアントマンになる前のだらしない体のポール・ラットと同じく“ポンコツ”役をやらせれば右に出る者はいないセス・ローゲンが職場の同僚とかどんなホワイト企業だよ!?


この頃から既に有名ではありましたが、いやーでも改めて思うとムカつく上司に向かって「“ファック”ションッ!!」とくしゃみをするわ別れた元カノを思い出しケツ丸出しでお店のTVで内視鏡検査する男をディズニーはよくヒーローに選んだものだ……


たぶん脱毛サロンのシーンでホントにスティーヴ・カレルが脱毛して悲鳴を上げてる時の演者たちの笑いは“ガチ笑い”でしょうか、とにかくエロいシーンはあまりないのに卑猥ワード連呼の“言葉責め”が凄すぎて“健全”な方は若干引くかもしれません。今思えば画面に映し出された字幕が恐ろしい。でもそんな“ドイヒーなコメディ”かと思えば、実はそーでもなくって


恋愛して“行為”をするのは、好きで好きでたまらない運命の人と「愛を確かめ合う」時に使う「手段」であって、それ自体が「目的」ではない……いい事言った!!あ、え、キモいって?


似たような話で「付き合う」っていうのも、それ自体が「目的」になりがちっていうか、あるいはそれ自体を「目的」にするような風潮とかイベントとか巷で溢れているけど、それは相手の事を本当に好きになってからの「一つの手段」でしかないし、「付き合うとは“こーゆうものだ”」みたいなガチガチなマニュアルみたいな、そーいうのも必要ないし、それに流されて無理に真似する必要もないよな……


…ちょっと話がそれましたがそのほかキャストがメチャクチャ豪華で、キャサリン・キーナー演じるバツイチ彼女の娘役に「マイティ・ソー」シリーズのカット・デニングス、ポール・ラットの元カノ役に「オーシャンズ8」のミンディ・カリング、さらにジョナ・ヒル&ケヴィン・ハートがほんの“チョイ役”で出ております!そして極めつけはそーかそーか「パワーレンジャー」のコスプレの謎が今繋がった“ド”エロ過ぎるエリザベス・バンクス演じる「恐ろしい程のヘンタイ」美女であります。「カノジョには近づかないほうがいい!!」と性欲の高さに恐れおののき退散する御一行、ただひとりだけ黙ってシャツを脱ぎだすセス・ローゲン(笑)
ラーチャえだまめ

ラーチャえだまめ