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フレンチ・キスのoden8のレビュー・感想・評価

フレンチ・キス(1995年製作の映画)
3.6
"キスは特別だもの。他のことは割り切れても、キスは無理よ。二人の唇と息が重なって。魂も交じり合う。"
by ケイト

おいっ!!メグ·ライアン様んが鬼クソかわいいだけの作品やないかぁ〜っいっ!?
ナチュラルにキュートでチャーミング過ぎるのだよっ!!!!
輝きはダイヤモンドなのに、原石感が残ってるんて…すごない??飾りっけがないのに、キラキラしてはる人っ素敵やわん。めっちゃクソにタイプでしたわ〜ん。

なんだろう。コメディタッチに描かれていたけど、良質な大人の恋愛を魅せられた気がするのね。リュックとのファーストキッスの展開は、やや難があった様な気がしないでもないけれど…。
そんなことを忘れさせてくれるくらいに。メグ·ライアン様んの魅力が際立ってた作品だよねぇ。
だけど…男に"持続性"を無闇やたらに連呼するのは、止めておくんなまし。

失恋からリベンジの道中に、本当の自分を見つけてくれる人に出会う。というベタな展開ではあるんだけど。その展開の仕方が、まぁ〜お洒落に演出されているのですな。
ケイトとリュックの会話が心地よい温度なのですね。何がって。お互い表面上はジャブっぽいのに、何気にストレートをバンバン打ち合っちゃってんのよね。
お互いに、意図せず本音を漏らしてもうてんですよん。だから、すごく心を感じ合ってる気がするんだよね。その触れ合いがいいんです。めっちゃ恋なんです。

恋には。雷直撃系の燃え上がる恋と。自然と気付かずに、ゆっくりと落ちていく恋があり。これは後者なのよ。
それって、本来の自分の魅力に気付かせてくれる喜びや。ありのままの自分でおれる安心感なんだよね。
着飾ったり、粧うのは簡単なことだけど。何処か、空虚なモノであり。そこに、自分の本当の心がない様に感じてしまうのかもしれないの。
だから。素顔と裸の心の自分でおらしてくれる人って、めっちゃ貴重な存在なのよね。

リュックのチャラさがさ。いい感じに大人なんだよね。甘えさしてもくれるし、振り回してもくれる。自然と心をダンシングさせてくれるんですものん。素敵過ぎやしませんかえ??

怖かった飛行機に
乗らせた男と
怖かった飛行機を
忘れさせてくれた男
ワタシに
ワタシを教えてくれた男
首飾りの輝きよりも
アナタのワインを語る時の笑顔の輝き
アナタといる時のワタシの輝き
アナタと見るブドウ畑

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 3.5
Picture(画) 3
Acoustic (音) 3.5
24-49
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