Satoshi

ザ・セルのSatoshiのレビュー・感想・評価

ザ・セル(2000年製作の映画)
5.0
冒頭の砂漠のシーンから始まって、これでもかってぐらい、ありとあらゆる映像表現集。
グロ、ホラー、フラクタル、悪魔、水、もう色んなテーマの映像が洪水。美しく猟奇的。
砂漠と白のドレスがめちゃくちゃ美しい。
怪しげな装置、無人の通路、果てしない階段、ベクジンスキーとかにも似た、耽美とホラー。
女を水槽に落として、ちょっとずつ水入れて、溺れるまでをビデオで録画。
死体を徹底的に漂白して、死姦。
そんなサイコパスな殺人犯の脳の中にダイブするってんだから、並みの映像じゃ説得力が出ないもんな。
素晴らしい。色んな美学に満ちた画のつくり。
機械とかもカッコイイ。ヘリとかタンクとか採掘器とか、幻想のフワフワした感触を冷ましてくれるすっごい直線の機械。
水の波紋が、そのまま湯葉を救い上げるみたいにふわってマントになるシーンに鳥肌。
馬が輪切りのソルベ状態になるシーンも歓喜。
衣装も凄かったなー。
ジェニファーロペスの七変化。悪の女王Verがすっげー美人だ。やべえ。エロい衣装。
壁一面マントとか、ぶっ飛んでるね。シーンが変わるたびに衣装が変わって、どれも奇抜でカッコイイ。
日本人の人か。北京五輪もやった人。衣装がすごいなんて初めて思った。
Satoshi

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