Satoshi

すずめの戸締まりのSatoshiのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

君の名はとか天気の子で警察とか社会的な外部の情報が出だすと途端に嘘くさくて見てられなくなる点がなかった分、今回が一番面白かった。
震災っていう社会的な外部の部分があったけど、なんかそれもただのファンタジーだったな。大災害じゃなくて3.11にした意図ってなんやったんや。
そこにテーマ性を持たせるなら今の日本を描かないとあかんのちゃうかな。
よその人からは綺麗な景色に見えるんだって一言くらいしか、現代性をはらんでないような。単に共感性の高い悲劇で感動ポルノ発生装置だったと思った。そりゃ親なくした子とか、行ってきますの連打は泣けるけど、それって映画の力でもなんでもないやん。
最後の方でさらっと人の思いが薄くなったところから扉開くんで締めに行きますわみたいな事言ってなかったかな。
震災の原因が人にあるみたいに思わせるの良くないと思うけど。
ミミズに対して仮初だとしても生きてたいんです、ちょっとだけでも見逃してくださいみたいなお願いで何とか抑え込んだってのもモヤったな。
これまで何度も震災にあったけど、それでも復興してきたのは神頼みでもなく人の力で成したことだし、別にそんな神にへりくだる必要あるかね。
お前がどう暴れようと無意味やぞふざけんなくらい言ってほしかったわ。

あと猫の神様が最後、君の子供にはなれなかったよって言ったの何事やったんや。あいつ元人間の大爺さんってことでしょ。それを血縁的には何の関係もない女子高生に向かって子供になれなかったってキモすぎんか。
なれたらどうなってたんや。ペットの猫って意味なのか、それとも産まれなおすぞお前の腹からなってことなんか。キショすぎるって。
Satoshi

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