マツタヤ

コックと泥棒、その妻と愛人のマツタヤのレビュー・感想・評価

4.0
高級フランス料理店のとあるコックが毎回腕によりをかけて振る舞う料理に舌鼓をうつべく毎晩のように通う夫婦がたどる一週間のフラカンス(フランス料理店とバカンスの造語で、料理を食べながら楽しむ休暇の過ごし方、なのだろうかと勝手に言ってみた)
そして少し離れたところのテーブルに座るこれまた客であろう謎の男。妻はその男とトイレで情事にふけってしまってレッツゴー、ラブトランジットー!

いやはやラブトランジットもしかり、世の中どんだけ元サヤがお好きなんでしょうか!この映画のように元サヤに戻るくらいならコックに女体盛りならぬ人間をすがた焼きにしてザッハトルテのようにソースを塗りたくって料理してもらって、それを口の減らない自分の夫に銃突きつけながら無理やり食わせるぐらいの心意気を見せてほしいのである!(いやぁ、でもラブトランジットも面白かった!まさかあのカップルが!)

ピーターグリーナウェイの悪趣味が爆発してる中、相方マイケルナイマンの劇伴が花を添えていて、これが映画というか総合芸術といって良いのか、なんかよくわからんけどものすごいもんを見せられた感がしゅごい。。好き。
いや、でも好き嫌いが分かれるというか、うん分かれるじゃなくて別れるといえば、好きとか嫌いとかじゃなくてやっぱり元に戻るのは考えられないのであなたとはごめんなさい(残念!ラブトランジットならず!!)になること請け合いです!

ってかラブトランジットじゃないけど、5代目バチェラーなんであの人なん。。どうせ帰ってくるなら杉ちゃんとかローズで見たいわ
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