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河の女
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『河の女』に投稿された感想・評価

meg
4.3
素晴らしい作品
tak
3.5
個人的プロジェクト「名作映画ダイジェスト250」(ロードショー誌81年5月号付録)制覇計画のためセレクト。

映画好きのわが親父殿は、八千草薫やオードリー・ヘプバーンが理想みたいなことをよく口にしていた。母もスレンダーな体型だから、好みの通りなんだとずーっと思っていた。ある日、父の机の引き出しから1950年代の映画チラシや半券が大量に出てきた。「シェーン」や「黒い牡牛」の半券、上映予定作のリストには「ローマの休日」に赤丸がつけてある。

だが、親父殿のこのコレクションはある俳優の出演作が多いことに気づいた。ソフィア・ローレンである。グラマーなヨーロッパ女優の代表格とも言える存在。スレンダー美女が理想って嘘?実は親父殿のミューズはソフィア・ローレンなのでは?と疑い始めた。そんな親父殿が主題歌が有名な「島の女」と並んで、いいぞぉと言っていた記憶があるのが本作「河の女」である。

ヒロインのニーヴィスは、水産加工工場で働いている肉感的な魅力ある女性。誰にでも愛想がいいジーノから言い寄られていた。ジーノは漁師の仕事の裏でタバコの密輸をやっていて、警察も彼をマークしている。ジーノと恋仲になったニーヴィス。幸せは続くかと思われたが、子供ができたことを知ったジーノは姿を消す。ニーヴィスを慕う警官エンツィに、ジーノの悪事について教えて欲しいと頼まれた彼女。置き去りにされた怒りから秘密の受け渡し場所を警察に伝えたので、ジーノは逮捕された。2年後、女一人で子供を育てる彼女の元に脱走したジーノが復讐するために向かっているとの報が…。

当時、「にがい米」という働くグラマー女性が主人公のイタリア映画がヒット。その影響で製作された映画だと伝えられる。「河の女」日本版のポスターでは、
「女の感情を乳房で表現する名女優」
と映画初主演のローレンを紹介している。

なんじゃそら。
まさに「どこ見てんのよ!💢」(青木さやか風に読んでください)な宣伝文句w。

そういえばうちの親父殿、「にがい米」も観たとか言ってたから、当時この惹句(じゃっく)に釣られたんじゃなかろうか💧。

子供と2人で生きるために、離れたくないと言っていた家を捨てて、葦を刈る出稼ぎ労働で生計を立てる彼女。「ひまわり」のイメージがぼくら世代には強いので、"耐える女"の役って若い頃からなのかと思ってしまう。

映画のクライマックスではさらなる悲劇が彼女を襲う。戻ってきたジーノがその姿を見て改心するラストシーンが切ない。人生ってままならぬものよね😢

配信もレンタルも見当たらなかったが、往年のイタリア映画を収めた廉価版DVD集で発見。音楽はアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノと「黄金の七人」のアルマンド・トロヴァヨーリ。主題曲Mambo Bacanが当時ヒットしたとのこと。
kazun
3.5
身ごもった女が男に捨てられる。野性的な魅力全開のソフィア・ローレンが有名になった作品。

印象的なシーン
・鰻?の加工場の様子
・ジーノがちょっかいを出す
・タバコの密輸
・野外ダンスパーティ つきまとい
・ジーノがバイクに乗せ逃げる
・チンティ ジーノの密輸を疑う
・ジーノに警告 子供の話 ビンタ
・女の密告 隠れ家を摘発
・チンティは女を探す 報復の恐れ
・ポー川の河口 葦刈り取る仕事
・坊やが失踪 ジーノの脱獄
・ジーノの自首

鰻か穴子かの加工場の様子が生き生きしてます。焼き場のニーヴェスがジーノのちょっかいにプンプンして振り返る登場がいい。

パーティで踊る場面は彼女の為の見せ場。体を舐めるようなカメラワークは官能的。流れる曲マンボバカンはヒットしたようです。

男達の注目を集める彼女ですが、意外と堅実な性格ではあります。
ただダンスパーティで騒ぎが起きた時ジーノが連れて逃げる所で彼女の中で何かが変わるのです。

家の中からドアの外を動く船を映すカットが時間の経過を現していて美しいです。

彼女を想う警官チンティはジーノの脱獄と報復を知らせる為ニーヴェスを探しますが、皮肉にも彼女の子供の失踪に繋がります。

パーティで注目を集めた美しい彼女が身なりも構わず泥だらけで葦を刈るのも坊やとの生活の為。ジーノは初めて自分の罪深さに気づくのです。

坊やの亡骸の前で祈りもせず立ち尽くすジーノ。葬列に警官の許可を得て加わります。しかし!ニーヴェスが彼にもたれかかるのが解せん!
茫然となってるから?ジーノを許してるから?ウーン

ニーヴェスも勿論可哀想だけど、子守のイヴァーナが可哀想でした。道案内しなければ良かった。トラウマ物ですよ。

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