なんかボンヤリとしか覚えていなかったのだが、公開当時見た時も中途半端感は否めなかった。
モンキーパンチ原作で、主人公は峰不二子のプロトタイプなキャラクターとの事。
まず個人的見解としてモンキーパンチと松本零士は全盛期にアニメ化に恵まれただけで漫画家として優秀な訳じゃないと思うんだよな。実際、ムサシGUN道とかシンデレラボーイとか駄作も作られてるんだもん。今作もこの１つ。（モンキーパンチは漫画のデジタル化に貢献した一人ではあるのだろうが作品としての評価は別！）
内閣の対テロのエキスパートの女バディ・シャム猫のジュンとナオミ。
国際テロリストのアジアの虎がキーである少年を誘拐。軍事兵器アルテミスを奪取し東京を襲う。
まずキャラクター設定がボンヤリしている。
ジュンとナオミの二人組だが、このキャラクターの描き分けも曖昧だ。2人いるなら対照的な性格にするとかしないと。
敵のテロリストも最終的な目的が曖昧だし、切れ者の様なシャム猫の上司もよく判らん。
ストーリーも凡庸だ。何故アルテミスなる超兵器が作られたのか？何故子供が起動キーなのか？シャム猫も何が優秀なんだかよく判らんし、普段がラジオDJな設定も活きてない。
アニメーションとしては当時としてはよく動いていたとは思うが、如何せん演出が大雑把だ。レイアウトもボンヤリしてる。
軍用車両に戦闘ヘリがボカーンと撃ち込み、戦車がドカーンと、飛行機がビューンと。爆発の度にワーっと吹き飛ばされる。雑！物凄いアクションが雑！
秘密のバリヤーを持っていたから無事でしたーってラストも、何だそれ？雑アニメ。
