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エイリアンVS. プレデターのmatchypotterのレビュー・感想・評価

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)
3.6
個人的には結構好き。

20世紀FOXが誇る無敵の完全生物エイリアンと、無双のハンタープレデター。
こいつらをついにぶつける禁断のデスマッチ。

『エイリアン』シリーズ、『プレデター』シリーズ、それぞれで色々紆余曲折する。

戦う女リプリーとか、シュワちゃん、ダニグローヴァーとか、相対する人類側もかなりの歴史的な死闘を繰り広げた双方の壮絶な歴史。

本作は良い意味でそれに囚われない、それを踏襲しないエキシビジョンマッチみたいな雰囲気。

ウェイランド社とか、ビショップとか、伸縮する槍とかトゲトゲしてる大きい手裏剣とか人がバラバラになるほどの圧力かかる金属ネットとか。

お互いのところどころの“お馴染み”感はしっかり残す。
しかし、舞台と筋書きを変える。

プレデターは、自分達の儀式的な狩りのために地球でエイリアンを飼い慣らしていた、、、。

勝てば官軍負ければ賊軍。
勝てば勇者、負ければ地球を破壊。

そんな100年に1度の地球にとっては大迷惑な最凶の2大勢力のエキシビジョンデスマッチが開幕。
それに、巻き込まれる現代人たち、、、。

あんまり深くあれこれ考えずに観れば良い。
これはこういうもんだと観るのが良い。

話はどんどん進む。
何でそんなに進むのかというぐらい進む。
それが逆に気持ち良い。

自らそこに鴨が葱を背負って人類がわざわざ事態をややこしくしに行く。
なのに、人類側はそれをわかってもなく、わけもわからずにどんどん巻き込まれてどんどんやられる。
何となくわかった頃には時すでに遅し。

挙げ句の果てには、“クイーン”まで動き出してしまう。

プレデター側からすれば、歴代のエキシビジョンの中で最も荒れに荒れたデスマッチだったに違いない。

あの女性との共闘感は個人的には結構好き。
2大勢力の頂上決戦の前にほとんど役に立ってないけど、とにかくこの場を何とかしないととんでもないことになることに気付いてとにかく必死なのが良い。

急場を凌いだものの、この最後の展開。
そう、続編がある。また観よう。

なんやかんやと何度も観てしまう20世紀FOXの宇宙規模のエンタメ異種格闘技映画。
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