BK477

エイリアンVS. プレデターのBK477のレビュー・感想・評価

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)
3.6
本人は真面目にやってる系おバカ映画

当時中学生だったか?映画館に行ったとき以来の再視聴かも。

フレディvsジェイソンが03年に公開され、それに追いつけ追い越せと公開された作品。 しょうじき、こんな映画(草)に真面目な脚本や展開なんて誰も期待してない。 なのに、お膳立ての部分を1時間ぐらいみっちりやる生真面目さがマイナス。

観客が見たいAVPの死闘がやっと始まるのは1時間ぐらい経ってからで、もう映画の半分過ぎた頃(えぇ…)

繰り返すが、こんな映画の前段なんて5分ぐらいでテキトーにやれば十分なのに、1作目の脚本を担当したダン・オバノンは至って真面目にやっていて、これがいただけない。 やっている方は真剣にやってる、という構図はダメ映画やクソ映画の典型とも言え、(キャットウーマンとかね)

「もっと肩の力抜きなよ」「テキトーで良いんだよそんなの」と誰かが言ってあげればよかったのにね…

とは言え、
いざアクションシーンや魅せカットになると、そこはさすがアンダーソン監督。 フェイスハガーが飛びかかるシーンをスローで写すシーンなんかは、まさにファンが見たかったという夢?悪夢?のようなシーンになっているし、エイリアンとプレデターがちゃんと殺し殺されでよい。
終盤のプレデターと主人公の関係などにイチイチツッコミを入れるのは疲れるのでやめておこう(笑)

中盤までかったるいものの、後半の画面はたいへんに面白く、
視聴後の満足度は高めの作品。
自分が「おバカ映画」だということに気づいてもっとはっちゃけていれば伝説になり得た、それぐらいのポテンシャルがあった非常に惜しい作品。

余談
これを思えば後のプレデターで、どうでもいい前段を綺麗さっぱり捨てたロドリゲスは観客の見たいものを”わかってる” あれぐらいでちょうどいい。
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