このレビューはネタバレを含みます
🌙2024.03.03_24-53
“アナスタシア皇女生存伝説”
...というロシアの歴史に残る有名な謎をモチーフにした映画「追憶」を元にして作られたアニメーション映画。
ディズニーに似過ぎているとして批判を受けたそうだけど、ウォルト死後の製作体制に不満を抱きディズニーを去ったアニメーター、ドン・ブルースが20世紀FOXで製作したものらしくて、まあそりゃ似るよな〜と。私も調べるまではディズニーと思ってたし(笑) ちなみに20世紀FOXが初めて製作したアニメ作品になるそう。
ずっと見たくて後回しになっていたけど、曲もストーリーもとても良くてお気に入りの作品になった。実話と虚構を混ぜた物語だけど、ロシアの歴史を知らない人でも楽しめる内容だと思う。
「Once upon a December」
作中たくさんの曲が登場するけど、やっぱりこの曲がとても好き。少し暗い曲調と歌詞がよく耳に残る。
駆け落ちエンドもこういうプリンセスストーリーでは珍しくてとても好き。
ラストの駆け落ちした2人を見て侍女が「ハッピーエンドね!」と言ったのに対して皇太后が「いいえ、幸せなスタートよ」と言うのがとても良い。
本作を見た後にロシア革命について調べたら、この終わり方がより素敵なものに感じた。