目を逸らしたくなる残酷さと
耳に残る美しい音楽
<あらすじを一言で>
市原隼人が経験する中学時代が生き地獄。
一体どうしてこうなったのか…。生きてるだけで苦しい、叫び出したい、いっそ死んでしまいたい。そんな少年・少女達は音楽にすがる。どんな凄惨な現実でもリリイ・シュシュだけは美しく、自分たちが生きた証なのだから。
結論、救いのない映画です。もちろん、暗い話が嫌いな人は観てはダメです。幸せになる登場人物は一人もいません。なのにどうして、何故、ラストシーンで流れるドビュッシーはこんなにも美しいんでしょう。